思い切りのいい吹き抜けが特徴のF邸は、マイホームタナカの設計士を務めるご主人が、自ら設計を手がけた自邸だ。目指したのは、「インパクトのある住まい」。ダイナミックな吹き抜けを切り取るスケルトン階段は、空間のアクセントとして機能し、それ自体がひとつのインテリアとして設計されているという。LDKの中央には家を支える柱が必要だが、「ただの柱だと邪魔に感じてしまう」と、あえて幅と厚みを加え、ニッチディスプレイとして活用。好みの絵を飾ったり、壁にリモコン類を集約したりと、使い勝手は抜群だ。
　吹き抜けのおかげで、通常なら部屋を圧迫しかねないアイランドキッチンも、ほどよい存在感に。明るい室内で料理を楽しんだり、食後にダイニングで一息ついたりと、ゆったりと開放的な時間を楽しんでいるという。
「家自体はシンプルな作りなので、この先好きなインテリアや小物をもっと増やして、お気に入りのアイテムで彩っていければいいなと思います！」。