20代のご夫妻が建てた住まい。ご主人は「広い庭」が譲れない条件だったそうで、奥様は「固定概念に縛られない家づくり」を目指したそう。
平光工務店は、ご主人の実家がある滑川の工務店。〝意匠×機能〟をモットーに、建物だけでなく、敷地全体をデザインした住まいを手がけている。
質感の異なる木・タイル・アイアンが調和しつつ、互いの存在感を高め合っているLDKを、より個性的なものにしているのがコートヤードと芝生の庭。ダイニングにつながるコートヤードは和の落ち着きを、リビングにつながる芝生庭は明るさと開放感を空間にもたらしている。「2つの庭の窓を開けると心地いい風が抜けて、この夏はエアコンなしで過ごせました」とご主人。
朝晩冷え込むようになっても、LDKの居心地のよさはそのまま。変わったのは光の入り具合。「夏の間は差し込まなかった太陽の光が、季節が変わって、リビングの奥まで届くようになりました」。ZEH基準を超える断熱性とポカポカの日差しが冬の居住性を高めてくれる。
木質感たっぷりのリビング。シラス壁で仕上げた壁は、夜になると間接照明によってこて跡が浮かび上がりかっこよさが増すそう。
和洋折衷の面白味がある玄関ポーチの坪庭。
玄関ホールはシラス壁の櫛引き仕上げ。黒枠の内窓やドアが空間を引き締めている。
カウンター一体型のダイニングテーブルは造作。
敷地の半分近くを占めている人工芝の庭。除草シートが施工されていて、雑草が伸びるのを防いでいる。
夏はエアコンなしで過ごせたというT邸のLDK。朝晩冷え込む晩秋も、寒さは感じなかったそう。階段には寒さ対策のパーティションが設けらているが、開けたままでオープンな暮らしを楽しんでいる。
庭とリビングを結ぶ掃き出し窓は、風の通り道であると同時に、日差しを室内に導く役割を果たす。春分の日からは日差しを遮り、秋分の日からは日差しが室内に入るよう軒の深さが調整されている。
2階を寝るだけの空間にしたくなかったので、お風呂やペットルームは2階にしました。夕ご飯の後は、2階で過ごすのが私たちの日常。だから、この間取りが合ってるんです。(奥様)
夫は、お風呂のあと、バルコニーでクールダウンするのが日課になりました。 (奥様)
2階を寝るだけの空間にしたくなかったので、お風呂やペットルームは2階にしました。
リビングと庭はテラスを挟んでつながっていて、自由に行き来できる。
モスグリーンの外壁と木製フェンスのコントラストが美しい外観。
種類 | 新築 |
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価格帯 |
2000〜2499万円 ※竣工当時の価格になります |
延床面積 | 134.79m²(40.77坪) |
家族構成 | 夫(25歳) 妻(26歳) |
竣工年月 | 2023年6月 |
会社名 | 一級建築士事務所 平光工務店 |
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住所 | 富山県滑川市上小泉1564-1 |
施工エリア | 富山県 |
会社の強み | デザイン / 性能(高気密・高断熱) / 性能(省エネ) / アフターメンテナンス |
TEL | 076-475-1610 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 日曜、第2・4土曜 |