完成した住まいは、「静」と 「動」の対比が特徴的。勾配天 井とあらわし梁により、こもり 感を楽しめるリビングや、地窓 から坪庭を愛でるお茶室のよう な畳スペースは、落ち着きをも たらす「静」空間。一方、大き な窓から常に光が差し、開放感 を味わえるダイニングキッチン は「動」空間。窓を開け放せ ば、目の前のウッドデッキや庭 で、ＢＢＱやガーデニングなど をアクティブに楽しむこともで きる。「家族でいろいろな過ご し方ができて嬉しい！　こだわ りを詰め込んだ住まいで、おう ち時間も充実しています」。

LDKと畳スペースが一体となり空間を緩やかにゾーニング。アイランドキッチンは立ち上がりを高くして生活感を見せないように工夫し、造作のキッチンカウンターは和紙調の素材を使って落ち着いた雰囲気に。また、一枚板のダイニングテーブルは「木創庵」でオーダーメイドしたもの。

塗り壁の質感と、ムクの木をスプーンカット加工した床の間が特徴的な畳コーナー。

洗面台のタイルは奥様のお気に入り。ファミリークロークと同じキッチン背後に配置したことで動線が短くなり、家事効率もUP。

小上がり風の2階の書斎。ご主人の仕事部屋として活用。

焦げ茶のガルバリウムと石調タイル、アクセントにムク材を使った異素材ミックスの外観。