結婚と同時に、家を建てたいと考えていたご夫妻。希望の土地が見つからず、それは叶わなかったが、結婚2年目にしてマイホームを手に入れた。
「1、2階につながりがあって、家族が別々の部屋にいても、すぐに声が届く家にしたかった」とご主人。だから、吹き抜けは欠かせない条件だった。
　この要望に住空間は、吹き抜けが住まいの真ん中にあるプランを提案。高窓から爽やかな光が差し込み、視線が抜けることで実面積以上の広がりを感じさせている。2階の部屋同士をキャットウォークで結ぶ設計もユニーク。キャットウォークはすのこ状で、やはり視線が抜け、開放感を妨げない造りとなっている。
　奥様は家事のしやすさを重視。キッチンからサンルームにつながる動線はシンプルで、家事がテキパキできる。階段を境に、水まわりとLDKがゾーニングされているのもK邸の特徴。生活感を隠すことができるので、リビングのくつろぎ感が増し、スッキリとした暮らしができる。