「ウィズプランニングさんは、以前リフォームを依頼したことがあり、その仕事ぶりは信頼できました」と話すご主人。両親の家を譲り受け、仕事を引退した後の住まいとして、70代で初めて家づくりを行った。
　今の家は断熱性が低く、夏の暑さに悩まされた経験から、新居には高断熱・高気密の「プレウォール工法」を採用し、夏の快適性も考慮。「住宅性能が高いので、エアコン１台で過ごせそうです」。また、夏の強い日差しを避けるため、採光は北側の窓から取り入れ、直射日光を遮ることで室温の上昇を抑えている。「風通しも考えられた設計で、家の中に自然の風が流れやすくなっています。夏には、北側のバルコニーで夕涼みをしたいです」。
　間取りは、二人の将来の生活を考え、寝室や水まわりを１階に集約し、バリアフリー対応に。ご主人のこだわりは、趣味であるワインを冷蔵保管できるワイン庫。土間仕様でコンクリートの蓄冷効果を利用し、業務用エアコンで年間14℃を保つ。「休みの日に、今の家からワインを運び出し、少しずつ並べています。その過程も楽しみたいと思っています」