アメリカ出身のご主人。金沢在住は長く、歴史文化に対する造詣も深い。
「自然との調和」をテーマにした家づくりは、土地選びからはじまった。TAKATA建築が紹介したのは、浅野川沿いの敷地。目の前には桜のスポットとしても有名な緑地が広がる。
　K邸は、このロケーションを活かした2階LDKの住まい。リビングには広々としたバルコニーがつながり、春には満開の桜を独り占めできる。古色に塗装した柱やレトロな照明が目を引く和洋折衷の室内は、太正浪漫の雰囲気たっぷり。住まいと風景とが一体となり、自然と共存してきた日本の家のよさを改めて教えてくれる。
　敷地の半分は空いたままで、庭をDIYしていくそう。ご夫妻の想いのこもった庭が、住まいを家族の色に染めていく。