現場監督として、多くの家づくりに携わってきたYさん。子どもの誕生をきっかけに、自分の家を建てることになった。
　Y邸を印象付けているのが、広々とした玄関土間。リビングと庭の中間にあるこの空間は、室内でなければ外でもない、曖昧さが魅力。リビングとはガラス戸で仕切ることもできるが、視線が抜けることで開放感が損なわれることはない。また、土間には床暖房が装備され、冬の寒さ対策も万全だ。「ハンモックに揺られながらテレビを見たり、バーベキューをしたりと、暮らしを楽しんでます」とご主人。
「1階で暮らしが完結するように」と考え、ファミリークローゼットを1階にプランした間取りは、家事もしやすく、仕事に育児にと毎日を忙しく過ごす奥様の強い味方になっている。
　仕事の現場では、お客様と直接話をする機会も多いというご主人。「自分の家を建てて、お客様の気持ちがより分かるようになりました。この経験を、よりよい提案に活かしたいですね」。