「E-HOUSEの完成見学会を見た時、自分と同じセンスを感じました」とSさん。だからこそ、安心して住まいの夢を託すことができたという。
　ユーモア溢れるご主人が、「ちょっと工場みたいでしょ？」と誇らしげに話す外観は、片流れの屋根とガルバリウム鋼板のシンプルな箱形で、武骨な雰囲気を漂わす。中に一歩入ると、白を基調に木のぬくもりを感じさせる空間。スキーやサーフィンが趣味だというご主人の希望で、一直線に伸びたコンクリート土間をＬＤＫと一体化させ、サーフボードやスキーのメンテナンスを生活に取り込んだ。「アウトドア感覚で使える土間リビングです」と微笑む。
　キッチンは上部を見せる収納、下部を隠す収納で使い分け、美しい造作によって食器は置くだけでインテリアになる。家族５人が楽々囲める天然木を使った一枚板のダイニングテーブルは、ご主人自ら塗装したもの。Ｓ邸は、ご主人のセンスが隅々まで行き届いたお宅だ。