「映画に出てくるような、アメリカンスタイルの家に憧れていたんです」と話すご主人の希望通り、家のどこを切り取っても映画のワンシーンのようなＴ邸。外観はカバードポーチやマリンランプでサーファーズハウスをイメージしつつ、室内はエージング加工を施したり、ヘリンボーンの造作壁でアクセントを加えた。空間コーディネートは同社のショップの物で完結したおかげで、細部まで世界観が統一されている。
　ご主人のもう一つの希望は、家族が自然と繋がっていられること。誰がどこにいても話せるよう、吹き抜けやリビング階段をプランし、子どもが部屋にこもらず勉強できるよう、スタディスペースはＬＤＫに設置。「1階から2階にいる子どもに話しかけられるので、家族と距離が近くなった気がします」とご主人。
　また、生活空間をぐるぐる回れる1階の間取りもＴ邸の特徴。特に、玄関から、リビングやパントリー、寝室に直通している動線は、帰宅時の移動を短くし、家事効率を上げているそう。