築約220年、江戸時代に建てられた家で暮らしてきたご家族。
長く風雪に耐えてきた家だったが、能登半島地震で半壊認定のダメージを受けた。

「元に戻したい想いはありましたが、費用を考えると、諦めざるを得ませんでした」と8代当主のご主人。

　新居に求めたのは快適性と安全性。特に、旧家は断熱ゼロで、家の中も外と同じ寒さ。辛く、光熱費も半端なかっただけに、暖かく、経済的な住まいを求めた。

　依頼先の塩谷建設は、耐震等級3、断熱等級6が標準。
「住宅性能に加えて、設計をアトリエ建築家が手がけてくれるのが魅力でした」。

　新居は、トレンド感のあるモダンなデザイン。間取りも無駄がなく、夫婦のこれからを考えた平屋的に暮らせる住まいとなっている。太陽光発電搭載で、経済性も抜群。旧家から移築したケヤキの梁が、住まいの歴史を伝えている。