デンマーク語で「大切な人たちと過ごす居心地の良い時間や空間」を意味する「Hygge（ヒュッゲ）」という言葉。それが、Oさんの新居に込められたテーマだ。　

2階まで続く大きな窓と、ヒノキの板張り天井が、LDKに明るく心地よい雰囲気をもたらしているO邸。吹き抜けは一般的な長方形ではなく、台形に空間を切り取ることで、2階の床面積を確保しながら外部に面する窓を大きくとることができ、光に満ちた空間で過ごすことができるという。「吹き抜けのおかげで、2階にいてもリビングの家族の気配が感じられ、ちょうどいい距離感で心地よく生活できます」と奥様は笑顔を見せる。

O邸の第二のリビングは、テラスと建物が一体となった大きなガレージ。「最近は七輪で料理をするのが好きなので、広いテラスがうれしいですね。ベビープールで子どもと遊んだり、BBQをしたりするのも楽しみです」とご主人。「これからは自分たちだけじゃなく、友人も招いたりして、楽しく過ごしたいですね」。