ご両親が高齢を迎え、親世帯の介護を想定した二世帯住宅を新築することにしたＡさん。前の家もココ地建で建て、信頼感があったことから、新居も引き続き家づくりを託した。
　新居は玄関のみを共有し、１階に親世帯、２階に子世帯が暮らす独立性の高い上下分離型。低い式台を設けた玄関や広い１階トイレは、車イスでも対応できる造りに。親世帯のＬＤＫには、足腰が弱って来た時のために、小上がりの和室を設けた。
　一方、子世帯の２階ＬＤＫは、理学療法士のご主人が「日常生活に運動を取り入れたい」と、ボルダリング壁と天井にはうんていを取り付けたアクティブな空間をプランした。
　1、2階とも、暮らしがワンフロアで完結する平屋感覚の造りで、家事動線はコンパクト。収納もたっぷりで、暮らしは快適だという。「両親は元気ハツラツで介護の心配はありませんが、未来も見据えて快適に暮らせる家を造りました」とＡさんが満足そうに話してくれた。