夕陽木（せきようぼく）と暮らす平屋 ― 庭木と光に寄り添う住まい ―

卯辰山の高台に建つ、庭と共に暮らす平屋の住まい。
風致地区の豊かな緑に囲まれた敷地に、既存樹木の記憶を受け継ぎながら新たな形で生まれ変わりました。

南側にはヤマボウシやハナミズキなどの落葉樹を残し、
かつて中庭にあったドウダンツツジは新たな場所へと移植。
木々がやさしく影を落とす庭に寄り添うよう、小上がりや書斎、深い軒のテラスを連ねました。

勾配天井のLDKには能登ヒバのOSBをあしらい、天空光がやわらかく滲み込みます。
壁面にはキャットタワーを組み合わせた遊び心ある本棚をデザイン。
自然由来の粘土系塗装（レームファルベ）が、静けさとぬくもりをもたらします。

周囲を囲むウッドフェンスと木々が、
カーテンの代わりにプライバシーをやさしく包み込み、
傍らに立つドウダンツツジが、この場所の記憶と家族の未来をそっとつないでいきます。

■開催日時
10月25日（土）～11月3日（月・祝）
10:00～17:00　※事前予約制

■会場
金沢市鈴見台
※詳細住所はご予約完了後にご案内いたします。