老後もストレスなく暮らせるようにと、平屋を希望したOさん。製材所として創業し、県産材を中心とした天然木でつくる家づくりにひかれて、シモアラに住まいを託した。
床に石を貼った広い玄関ホールを抜けた先に広がるのは、平屋らしいスケール感のある30帖のLDK。床のカバザクラやダイニングキッチンの上にあしらった県産材の杉など、木の魅力が存分に感じられる空間となっている。
仕上げ方によって、いかようにも表情を変えることができるのが木の魅力。O邸の場合、黒いキッチンやリビングのエコカラットとコーディネートして、木の質感を活かしつつ、アーバンな雰囲気を演出している。
LDKで存在感を放つのが、ブビンガの一枚板を使って造作した幅2・5mというサイズのダイニングテーブル。ダイニングは、隣で暮らすご長男家族との団らんの場所となる予定で、ゆったりとくつろげる空間で、家族の絆が紡がれる。
都会的な雰囲気を漂わせるダイニングキッチン。10人は座れるブビンガの一枚板で造作したダイニングテーブルが、圧倒的な存在感を放っている。ダイニングキッチンの天井にはキッチンに合わせて黒く塗装した県産材の杉をあしらい、木の風合いを残しながら、モダンな空間に仕上げている。
キッチンからは、LDK全体を見渡すことができ、家事をしながらでも、家族との会話が途切れることはない。
間接照明により浮かび上がる木目が空間のアクセントになっている。
ダイニングキッチンとのつながりを保ちながら、個室のような落ち着き感のあるリビング。
贅沢な広さの玄関ホール。
FIX窓により奥にあるタイルデッキとの一体感を演出しており、一層の奥行き感と広がりが感じられる。
ブルーのタイルが美しい洗面台。空間に溶け込むデザイン性と収まりのよさが造作の魅力。
キッチンキャビネットの飾り棚。
ダイニングの収納。O邸にはシモアラらしい造作の収納や設備が空間を彩っている。
自社で構造材や仕上げ材などの製材・加工を一貫生産しているシモアラ。グループ会社にはオリジナル家具を制作する「so-boku工房」もあり、木の魅力を最大限に引き出した住まいをプロデュースしてくれる。O邸のダイニングテーブルも「so-boku工房」の作品。無駄を省いた素朴なデザインでありながら、唯一無二の存在感を放っている。
青いカルバリウム鋼板と杉材のコンビネーションが魅力的な外観。
O邸では、設計段階で1/50スケールの建築模型を使ってプランをチェックした。図面と違って、窓の高さや光の入り具合・風通し、空間のつながりを立体的に確かめられるのが建築模型のよさ。施主にとっても、生活動線を俯瞰して見ることができ、完成する住まいをリアルにイメージできるメリットは大きい。
種類 | 新築 |
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価格帯 |
3000万円以上 ※竣工当時の価格になります |
延床面積 | 153.61m²(46.46坪) |
家族構成 | 夫(40代) 妻(40代) 子ども1人 |
竣工年月 | 2022年7月 |
会社名 | シモアラ |
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住所 | 石川県加賀市柏野町イ51番地 |
会社の強み | デザイン / コストパフォーマンスが良い / 性能(高気密・高断熱) / 自然素材 |
TEL | 0761-77-2133 |
営業時間 | 9:00~18:00 |