「2つのハコが並ぶ住まい」。これがO邸のコンセプト。
総2階の建物に平屋をくっつけたような外観のフォルムは、まさにコンセプト通り。総2階部分には寝室や子ども室が集約されていて、平屋部分はLDKをメインにした間取りになっている。

「LDKを最大限に広く、開放的にするために行き着いたのがこの間取り」とご主人。設計施工したシィー・プランニングは、内外がつながる住まいの雰囲気が気に入り、依頼先に選んだ。

　肌寒い3月の入居だったが、エアコンのみで快適に過ごすことができ、十分な断熱性を確認できた。
時が進み、新緑がまぶしい季節は、窓を開けて薫風を楽しんでいるそう。

「エアコンに頼るだけでなく、季節のいいときには窓を開けて、自然の風を感じながら暮らしたいですね」。庭ごし届く気持ちのいい風と光が、リビングの開放感をより高めている。

　能登半島地震が家づくりに大きく影響を与えたそう。
「耐震等級3は譲れないと考えるようになり、制震ダンパーもプラスしました」。長期優良住宅認定の確かな性能が、自然共生型の住まいを支えている。