無添加添加住宅に興味があったKさんは、飛鳥住宅の大桑展示場へ見学に行った際、室内の空気感に驚いたそう。「一歩入っただけで、空気感の違いを感じ、無添加住宅に住みたいと思ったのが家づくりのきっかけです」。
　暑さが厳しかった昨夏でもエアコンは一切使わなかったそう。「田畑に囲まれ、周囲には家がないので、日中は南北の窓を開けておくと、気持ちのいい風が通り抜けます」。身体に良くないものは使わない無添加住宅のK邸は、内壁には漆喰を使用。「漆喰のおかげで嫌な蒸し暑さがなく、カラッとしていました」。外壁には漆喰と炭化コルクを組み合わせ、「外壁の温度は、19度ぐらいまでしか上がらないです」と担当者は話す。
　床は薬品処理をしていないムク材、塗料は柿渋、接着材は米のりなど、本物の天然素材が随所に使われている。「木の香りが心地いいし、嫌なにおいが全くしません。住み始めてからは、自分の体のにおいも分かるようになりました」。