長く住んでも飽きがこず、将来的に二世帯住宅として使える家を希望したKさん。周辺の住宅との調和を考えた外観に用いたのは「そとん壁」。耐久性も高く、メンテナンスフリーの建材だ。LDKは天然素材と白のナチュラルカラーで統一。シンプルにした分、各所に設けた飾り棚に植物や雑貨を置いてアクセントにして、日々の暮らしを楽しんでいる。
親世帯と同居する予定なので、1階の間取りは玄関や階段を挟む形で両世帯の生活空間をレイアウト。互いのプライバシーを保ちながら、ほどよい距離感を作り出している。「プランニングでは数多くの要望を出しましたが、綿密な打合せを重ね、永森建設さんはそれ以上の提案で応えてくれました」とKさん。実際に完成した家に住んでみて、その住み心地に驚いたという。「使いやすい家事動線だけでなく、室内の出入り口を引き戸にしたことで、デッドスペースが全然ないんです。さすがプロですね」。
伝統的な家屋が多い周辺と調和するように、和テイストの外観に。個性的な形は「蔵」を意識したものだとか。二階の窓にあしらったムク材は外観のアクセントになるだけでなく、布団掛けとしても活用できる。
LDKの照明は天井に埋め込むタイプに統一し、スッキリとした印象に。キッチンの立ち上がりを高めにすることで、手元の生活感が見えにくくなっている。リビングのテレビ台や飾り棚は造作。飾られた小物が、空間に彩りを加えてくれる。
キッチン横に設けた畳スペースは、まだ小さい子どものお昼寝場所兼遊び場になっている。中庭に面しているため、外からの視線を気にすることなく、のびのび過ごすができる。
玄関を入って左側が親世帯、右側は子世帯の間取りに。脇玄関を設けることで、それぞれの生活空間への移動がしやすい工夫も。
仏間・客間として使う予定の和室。リビングを通らずに、トイレや浴室に行ける動線も設けた。
実際に二世帯で暮らした時のことを考え、二階にもリビングを設けた。造作のデスクと本棚があり、現在はご主人の仕事場として活用しているのだそう。
種類 | 新築 |
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価格帯 |
3000万円以上 ※竣工当時の価格になります |
延床面積 | 180.05m²(54.46坪) |
家族構成 | 30代夫婦+子供1人+父 |
竣工年月 | 2017年5月 |
会社名 | 永森建設株式会社 |
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住所 | 福井県福井市高柳3丁目3302番 |
施工エリア | 福井県 |
会社の強み | デザイン / 自然素材 |
TEL | 0776-52-0007 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜 |