自然”や“テクノロジー”を活かして、毎日の暮らしをもっとエコロジーに! 燃費のいい家に住もう!

自然の活かす力を活かす設計の押さえどころ!

講師

講師:一級建築士 堀岡康二さん

堀岡康二建築設計事務所の代表。シンプルで季節の変化を感じられる心地よい家づくりを得意とする。

こんな人におすすめ

オープンな暮らしがしたい!エアコンや空調が苦手! 風を感じながら過ごしたい!景観を楽しみながら暮らしたい!

エアコンに頼りきりにならない、風通しのいい家にする方法って?

どの位置にどんな窓をとるのかが重要。基本は風の行き止まりを作らないこと!

風通しのよい家をつくるうえで大切なのが、窓の配置です。家に風を呼びこむには、風の入り口と出口をつくり、「風の流れ」を確保することが大前提です。南北、東西…のように、対向した壁に窓を設けるのが一番ですが、壁面の異なる2つの壁に窓があれば、十分に風の流れはつくれます。ただ子ども部屋のように、窓を2カ所設けることが難しい場合もきっとあるでしょう。そんな時は、ドアを引き戸にして、窓から入った風が廊下に抜けていくようにするなども手ですね。

部屋ごとだけでなく、家全体で風の流れを考えることも重要。たとえば、暖気は上に、冷気は下に動く空気の性質を利用し、吹き抜けを通して家全体の空気が抜ける間取りにするのもオススメです。土地の形や方角、隣接する建物の状況によって、最適な窓の取り方は変わってくるので、担当の設計士と相談しながら決めていきましょう。

通風を考えた窓の位置

自然のあかりだけで、照明に頼らない暮らしが理想です。

太陽の光を導く時は、プライバシーと遮熱対策はしっかりと。

太陽の光がたっぷり差し込む明るい空間は、湿気を取り除き、カビやダニの発生を抑える効果があります。何より、日中の照明をつける必要がないので、家計にもうれしいですよね。ただ住宅密集地や両隣に建つ建物の状況によっては、大きな窓をつけたくてもつけづらい時があるのも事実。そんな時は、窓の種類や位置を工夫してみましょう。リビングを吹き抜けにしてトップライトを設けたり、天井に近い高い位置に窓を設けるハイサイドライトを採用したりすることで、防犯やプライバシーを守りながら明るさをもたらします。一方で忘れずに注意しておきたいのは、遮熱対策です。太陽の光がストレートに入る窓は、それだけ熱が入り込むので、断熱性や遮熱性に優れたサッシを使うなど、部分部分での対策が重要です。

夏の直射日光を防いで、冷房効率をよくする方法はありますか?

軒やひさしを深めにとるなど、日差しのコントロールを意識しよう。

夏の日差し対策として、窓が重要なのは前述の通りですが、もう一つ大切なのは日よけです。その代表例が、「軒」や「ひさし」でしょう。伝統的な日本家屋がそうであったように、深い軒やひさしは、雨や雪から住まいを守るのと同様に、直射日光からも守ってくれます。ただしデメリットとしては、1m以上の深いひさしや軒を設ける場合は、補強を考えなければならないこと。北陸は積雪地域なので、雪の重みにも耐えるよう、基礎や柱を立てるなどで対策が必要です。

他にも、すだれやオーニング、ルーバー、あとは植裁も日よけとして有効ですね。落葉樹であれば、夏場は葉が茂り日差しを遮ってくれ、冬場は落葉して太陽の光を室内の奥まで導けます。

夏の日差し対策の例
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